6A病棟は主に産科・婦人科等の診療科の混合病棟で女性患者の入院病棟です。
病床数は32床で、MFICU(母体胎児集中治療室)の後方病棟としての機能を有します。
産科の患者さんは、合併妊娠・妊娠高血圧症候群・多胎妊娠・胎盤位置異常・切迫流早産・胎児発育遅延などの治療目的で入院する妊婦と、分娩目的の産婦・褥婦が入院しています。婦人科の患者さんは、主に抗がん剤治療と手術を目的に入院しています。
6A病棟には助産師と看護師が勤務し、必要な看護の提供を行っています。産科患者さんへの主な看護実践は、女性やその家族にとって人生の一大事である妊娠・出産・育児が、安全・安心・安楽であるような「愛の看護」の実践です。特に親子の絆形成支援を大切にしています。そのためバースプランを活用し、妊娠・出産・育児が満足いくものであるよう支援しています。丁寧に情報提供を行い、意思決定支援と個別性に配慮した、きめ細やかな保健指導を実践しています。出産された方の入院期間は5日~8日で、希望される方には24時間の母児同室を行っています。入院中に母乳分泌促進ケアや育児技術習得ケアなど実施していますが、退院後に不安がある方には、当院の助産外来につなぎ不安の解消に努めています。また自治体の専門家とも連携し、安心して育児ができるよう環境を整えることも実施しています。
現在コロナ感染症対策として、分娩時の夫立ち会い出産や両親学級は控えていますが、今後感染状況を見ながら再開できることを目指し準備を進めています。