8A病棟は、学童期の小児と成人の混合病棟です。病床数は35床、診療科は、主に小児科・総合内科・整形外科です。患者の年齢層は0〜100歳と広く、様々なライフステージにある患者とその家族が対象です。
小児患者の特徴は、人工呼吸器を必要とする患児、血液疾患、骨髄移植治療目的など長期間の入院を必要とする学童期の患児が多く、このため治療とともに学習の場の確保が必要です。1994年より院内学級「東海学級」を設置しています。院内学級は、伊勢原市立伊勢原小学校・中沢中学校の分室として運営されています。
成人患者の特徴は、総合内科・整形外科が多く、産科以外の様々な診療科が入院しています。家族を含めた患者指導が必要とされています。あらゆるライフステージにある患者の状況に柔軟に対応し、短期間で患者満足度の高い看護を提供することを病棟の目標に掲げています。
病棟の特徴から患者および家族が安心して治療・看護が受けられるよう、心安らぐ療養環境の提供を行っています。さらに看護実践力を高めるため、ライフステージの情報を意識的にケアに取り入れ、個に対応する看護実践の充実に取り組んでいます。
同じ治療であっても診療科によって違いがあるため、各診療科の医師と安全なチーム医療を実践するため、意図を確認するようなコミュニケーションを心がけ看護に取り組んでいます。